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【練習用ss】クリスマス

誤字脱字アリアリ
内容破綻アリアリ

一応某大人さん用



大会にもっていくスリーブがない
「暇さと切なさが入り混じっていい感じです」
「急に何を言い出すの……」
本日は12月の24日、つまりはクリスマスイヴ。
家族や恋人と、その夜を過ごす特別な日。
そんな特別な夜、僕はコンビニでバイトをしていた。
客のいない店内は非常に残念なクリスマスムードを醸し出していた。
「この残念感がいいですよね、センパイ」
「君の言っていることは正直よく理解できないです」
異論を唱える声を上げる後輩に笑みがこぼれる。
こうして可愛い女の子と一緒なら、部屋で一人さみしくこの夜を過ごすよりかは有意義かもしれない。
もちろんいくら暇だからと言ってこんな話の種を提供する気はさらさらないわけだが。
「センパイは彼女さんとかいないんですか?」
「こんな日にこんなところでこんなバイトしてる辺りお察しだよ」
「ですよね、実をいうと大学でセンパイ見かけたところからお察ししておりますが」
「うっさいやい」


 大学に入学して1カ月がたち、ようやく身の回りも少し落ちついてきたかな?
というところでこのコンビニでバイトを始めた。
バイトを始めてちょうど1年というときに、バイトの後輩ができた。
「同じ大学なんだ」
「はい! 1年生ですよ、後輩ですよ、センパイって呼んでいいですか?」
始めは謎の高いテンションに若干引きずられていたが、
彼女とシフトがあったときのバイトは楽しい、そう思えるようになっていた。

 夜の12時前、そろそろバイトあがりの時間になる。
夜勤のバイトとの引き継ぎ作業を終えると、彼女もちょうど終わりの時間が同じで、
既に着替えを終えて冬用の厚いコートを着込んでいた。
「センパイも今帰りですよね、少しですが道中ご一緒しても良いですか?」
断る理由もないし、寒い道を1人で歩くのは寂しい、少しの時間でも道連れがいるのは嬉しい。
彼女とならなおさら、そう思って、首を振る。
コンビニの裏口から出ると、暖房がきいた部屋と夜の冬の空気の寒暖差に襲われる。
「寒い……」
つい口から洩れる、わかりきった感覚。
「そんな安物のコート来てるからですよ、っと……さむっ!」
「この寒さはコートのせいじゃないね、うん」
「手袋もしてくるべきでした、えい」
「ちょっ、何を」
僕のコートのポケットに彼女は両手を差し入れる。
正面から抱き合ってるように見えなくもない構図
「あー、暖房の温かさがまだ残ってる」
そういって、すぐにポケットから手を引き抜き、横を歩く。
「クリスマスだからってシフト代わってくれとか、もうね」
「大変ですね」
「お前だってそうじゃない? 代わってくれって頼まれたんじゃ?」
ちょっとした愚痴を交わしただけで、帰宅道の分かれ道に差し掛かる。
「ここで今日はさよならですね」
「ん、また今度」
お互いに手を振って反対の道へ向かおうとする。
「あ、センパイ! ひとつだけ言わせてもらいます!」
少し離れていた所為か、彼女が少しだけ大きく声を出す。
「私はセンパイのために今日のシフト変えたんですよ。……あ、これは秘密の予定でした」
「え? それって……?」
彼女は僕の疑問には答えず、代わりに悪戯っぽく笑い、クルリと僕に背を向ける。
彼女は軽い足取りで歩を進め、数歩進んだところで彼女はクルリと反転しこちらを向く。
「また明日」
彼女は自分の来ているコートの右ポケットをポンポンと2回叩き、
大きく手を振った彼女は再び軽いスキップをしながらその場を離れていく。
僕も彼女の仕草に応えるために小さく手を振り返す。
彼女が帰っていく道とは違う道を小さく、少しずつ歩く。


家に帰るとお湯を沸かして、インスタントコーヒーを淹れた。
それをブラックのまま飲むと冷えた身体に熱と香りが染み渡る。
彼女の別れ際の姿が煙にのって思い返される。
「また明日」という別れ言葉、違和感しかない謎の言葉。
でも、彼女はわざわざヒント、解答をを残しているじゃないか。
彼女はコートの右ポケットを叩いていた。
彼女の残した解答を確認するため、既に脱いで壁に掛けられたコートの右ポケットを探る。
すると中からは小さく折られた紙が出てきた。


 小さな紙に書いてある小さな文字を読む。
「……はは、じゃあ今日はもう寝ないと、かな」
一口しか飲んでいないコーヒーを台所に流し、寝る準備をする。
いつもより早い就寝。
彼女は「また明日」と言った。僕はそれに答えられなかった。
だから今度はちゃんと応えよう。
なぜなら12月25日はまだ始まったばかりだから。

「遅いですよ、センパイ」
「寝坊しました」
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何これ!
好き好き!
こういうの大好き!
文章力あるよね~(>_<)
あと「もうね」はれいっぽいと思った(笑)
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トーテムP、奈緒Pだ メインはZ/Xと北斗。ガチ勢です、強くはないです
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